フロー:Chatter(FeedItem)投稿時に起動するフローの作成

arinoです。
Chatter投稿で起動するフローの作成について記載します。

設定からフローを新規作成。
フロー作成時に、"レコードトリガフロー"を選択します。

f:id:arino1992:20210905172447p:plain

オブジェクトに"フィード項目"を選択します。

f:id:arino1992:20210905172354p:plain

これで、Chatter投稿時にこのフローが起動するようになります。
後は動作させたい処理を後ろに設定すればよいです。

今回はサンプルとして、Chatter投稿で取引先データを作成する処理を作成します。
テスト時にテスト用の取引先データを作成するのが面倒なので、その時間を短縮することが目的です。

まずはChatterメッセージに応じて分岐する決定ロジックを作成します。
起動条件は以下のように設定します。

リソース:{!$Record.Body}
演算子次の文字列で始まる
値:<p>取引先作成:

f:id:arino1992:20210905173932p:plain

これで「取引先作成:」と入力したChatterを判別することができます。
値の最初に"<p>"と入力する理由は画面から投稿するChatterはリッチテキストとして保存されるため行ごとに<p>~</p>で括られているためです。

help.salesforce.com


次に作成する取引先レコードの取引先名をリソースで作成します。
リソースは以下のように設定します。

リソース種別:数式
データ型:テキスト
数式:SUBSTITUTE(MID({!$Record.Body},4,LEN({!$Record.Body})-7),"取引先作成:","")

f:id:arino1992:20210905175007p:plain

この設定で「取引先作成:〇〇〇〇」とChatterで入力した際に、
「〇〇〇〇」という名称をリソースに格納することができます。

レコード作成処理を追加します。
オブジェクトは取引先を指定し、Name項目に先ほどのリソースを設定します。

f:id:arino1992:20210905175552p:plain

最後に作成した処理を繋げて完成です。
完成した後は保存→有効化もおわすれなく。

f:id:arino1992:20210905175831p:plain


実際にChatter投稿をします。
「取引先作成:テスト用取引先20210905」というChatterを投稿。

f:id:arino1992:20210905180157p:plain

実際に取引先画面を確認すると、作成されていることを確認できます。

f:id:arino1992:20210905180305p:plain


これで手動でテスト用レコードを作成するよりは、時間を短縮することが可能になりました。
フローはアクションも豊富なので、Chatter起動で色々なことができるかと思います。