Field Service:サービステリトリーの作成

arinoです。
今日からまた再開していきます。 

フィールドサービスのサービステリトリーの作成

help.salesforce.com

サービステリトリーは、作業する地域(エリア)です。
サービステリトリーにはサービスリソース(人)を関連付けることができて、そのテリトリーで作業を実施します。

フィールドサービスのサービステリトリー作成のガイドライン

サービステリトリーの作成

サービステリトリーのレコードは一般的な他のオブジェクトと同じで、タブをクリック→新規ボタンから作成することができます。

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作成時に注意が必要なのが営業時間レコードを作成しておく必要があることです。
作成してない場合は、「新規営業時間」でついでに作ってしまうのが良いですね。

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テリトリーサイズの決定

サービステリトリーは、下記の制限内に収めるよう推奨されています。
・サービステリトリーあたり最大50人のサービスリソース
・サービステリトリーごとに1日あたり最大1,000件のサービス予定
・サービス予定あたり最大20人の有資格のサービスリソース

これらサービステリトリーに関連付いたレコード数を総じて"テリトリーサイズ"と呼ぶみたいですが、制限以上の数になるとディスパッチャーコンソールでのスケジューリングや最適化に影響が出るみたいですね。
Dev環境では50人も作ることができないので、実際にそうなるのかは未確認です。

 

サービステリトリーメンバーの作成

サービステリトリーメンバーはテリトリー内で作業するサービスリソースです。
サービステリトリーレコードページのサービステリトリーメンバー関連リストの新規ボタンから作成できます。

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作成時にはテリトリー種別を3種類から選びます。
プライマリテリトリー:リソースが最も頻繁に作業するテリトリー (本拠地の周辺など) です。リソースに割り当てることができるプライマリテリトリーは1つのみ。
適用されるスケジュールポリシーに [テリトリーを照合] 作業ルールが含まれている場合、プライマリテリトリーまたは再配置テリトリーの予定にのみ割り当てることができる。
セカンダリテリトリー:リソースを必要に応じて予定に割り当てることができるテリトリー。リソースに複数のセカンダリテリトリーを割り当てることができる。
再配置テリトリー:一時的な異動を表し、有効な期間中はスケジュールでプライマリテリトリーとして機能する。適用されるスケジュールポリシーに [作業テリトリー] 作業ルールが含まれている場合、セカンダリテリトリーの予定にも割り当てることができる。

 

メンバーシップの開始時間と終了時間の設定

サービスリソースがサービステリトリーのメンバーとして活動する期間を設定します。
簡潔にするために、いずれの項目も午前0時(00:00)を使用することがお勧めされているようです。

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スケジュールの最適化では、サービステリトリーメンバーのユーザ自身に設定されているタイムゾーンが使用されます。
ユーザのタイムゾーンがサービステリトリー(営業時間)のタイムゾーンと異なる場合は、開始時間と終了時間を調整します。
たとえば、ユーザのタイムゾーンがサービステリトリーのタイムゾーンよりも3時間遅れている場合は、サービステリトリーメンバーの開始時間を00:00ではなく3:00に設定する必要があります。

 

サービステリトリーの削除

サービス予定のあるサービステリトリーは削除することができません。
別のテリトリーに割り当ててから削除する必要があります。

削除しようとすると・・・
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関連付いているサービス予定が表示されて却下されます。
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業務時間作成のガイドラインについてのヘルプについては、また次回以降に記載します。
7日の記事内容と被る部分が多いので、7日の記事は後ほど削除しようと思います。→削除しました。